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学術コンテンツ・著作権・転載許諾処理・二次利用申請

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許諾費用はどのように決まるのですか?

許諾費用はどのように決まるのですか?

許諾費用(ライセンス費用・使用料)は各権利者が自由に設定できるのが原則です。
医学分野での許諾費用はどのように決定されているのか、大まかな体系や傾向を解説します。

営利か非営利か

私共の業界における転載許諾費用は、営利目的のための二次利用か、非営利目的のための二次利用かによって、大きく異なる場合が多いです。当然、営利目的の方が費用は高くなります。
さらに、営利目的利用では、転載の点数、掲載先媒体、部数・閲覧者数などによって、細かく費用が設定されていることも珍しくありません。使う図表が多いほど、媒体が増えるほど、その情報にアクセスされる数(部数・閲覧者数)が多いほど、許諾費用は高くなります。
ちなみに、印刷媒体よりも、WebやPPTなど電子媒体への転載利用の方が、料金も高く設定される傾向にあります。

国内権利者の一部では、転載する点数に関わらず、費用を一律に設定されている場合があります。その場合、ひとつの出典から複数個所を転載しても、費用は一律となります。ただし、「1つの資材に図表10点の転載まで」など、上限が設けられていることもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。詳しいポリシーをHP上で案内されている医学系学会様もいらっしゃいます。

なお、いくら学術的・教育的な内容であっても、企業が関わっているものであれば営利利用とみなされるのが国内外に関わらず一般的です。

事前に想定しておくことが重要

権利者によって料金体系は様々です。制作が完了してから利用許諾を取ろうとしたところ、許諾料が予想外に高額で、泣く泣く利用を断念したケースも聞いております。なるべく早い段階から、許諾処理を念頭に置いて制作準備を進めるのがよいかと思います。
また、費用だけでなく、許諾条件や手続き方法・期間も様々です。一つや二つならまだしも、複数の出典から許諾を取らなければならない場合は、調査や申請を行うのも大変かと思います。対外的に情報を出されていない権利者も多くいらっしゃいます。

当社では国内外の多くの学協会様、出版社様との交渉実績があり、継続的に取引を行っております。最新の取引データをもとに、予想金額や許諾条件をお伝えすることが可能です。ぜひご相談ください。

まとめ

  • 営利か非営利かによって許諾費用は大きく異なる
  • 出典からの利用点数、転載資材の媒体・部数・閲覧者数も影響する
  • どれくらいの費用がかかるのか事前に想定しておくことが重要

営利目的の方が費用が高く設定されているのが一般的です。
具体的な金額は各権利者によってバラバラなため、事前に情報収集をしておくと安心です。
場合によっては、許諾申請代行業者に相談されることをお勧めします。

掲載内容はあくまで当社の見解です。個々の事案についての判断の参考にお留めください。内容についても、執筆当時の状況におけるものであることをご了解ください。万一、ブログの内容の利用により何らかの損害が発生しても、当社は一切の責任を負いません。

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