著者許諾を得るよう求められました。誰に連絡すればよいですか?

記事公開日: 2023/09/30 最終更新日:2026/10/26
出版社や学会に転載許諾を申請すると、条件として著者からの許諾を求められる場合があります。論文であれば、まず責任著者(Corresponding author)への連絡が必要です。書籍の場合は、転載する箇所の執筆者や、書籍の編者に許諾を得るよう求められることもあります。本記事では、論文と書籍それぞれ誰に連絡をすればよいかと、著者に伝えるべき内容をご紹介します。
著者許諾は、出版社や学会から条件として求められることがある
出版社や学会が転載を認める際の条件の一つとして、著者の許諾を求められることがあります。条件を提示される段階で伝えられる場合もあれば、許諾書に記載されている場合もあります。許諾書を受け取ったら、著者許諾に関する条件が含まれていないか確認しておきましょう。
連絡する著者を、出版社や学会から指定されることもあります。その場合は、指定された著者に連絡を行います。なお、以下は一般的な流れです。実際の取り扱いは、申請先の方針によって異なります。
論文は、責任著者に連絡する
論文の場合は、まず責任著者に連絡します。責任著者は論文の連絡先となる著者で、「Corresponding author」などとして記載されています。筆頭著者が責任著者である場合もあれば、別の著者が責任著者を務めている場合もあるため、記載をよく確認します。責任著者から、他の共著者にも許諾を得るよう案内されることもあります。案内を受けた場合は、示された著者に連絡し、許諾を得ます。
書籍は、転載する箇所の執筆者や編者に連絡する
書籍の場合は、執筆者や編者の許諾取得を求められることがあります。 複数の執筆者が分担して書いた書籍では、章や項目ごとに執筆者が異なります。転載する図表がどの章や項目に掲載されているかを確認し、その箇所の執筆者に連絡します。 なお、論文や書籍に記載されている所属や連絡先は、掲載や刊行の当時のものです。所属が変わっている場合は、現在の所属先を確認の上で連絡します。
著者には、利用の内容を伝える
論文の責任著者や、書籍の執筆者・編者に許諾をお願いする際は、転載先でどのように利用したいのかがわかるように、次の内容を伝えます。
- 転載先の資材名
- 利用者(資材の責任者)
- 図表の改変の有無
- 利用の開始時期や期間
資材の媒体によっては、次の内容もあわせて伝えることがあります。
- 印刷資材の場合:部数
- 電子媒体の場合:閲覧者数
- Webサイトに掲載する場合:掲載先のサイト名やURL
まとめ
- 論文は、責任著者に連絡し、案内があればほかの著者にも連絡する
- 書籍は、転載する箇所の執筆者や、書籍の編者に連絡する
- 記載の所属は当時のものなので、現在の所属先を確認する
- 著者には、転載先の資材名や利用の開始時期・期間などを伝える
当社では、出版社や学会への申請とあわせて、著者の方へのご連絡も承っております。お気軽にご相談ください。

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