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学術コンテンツ・著作権・転載許諾処理・二次利用申請

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【海外情報】CCC Copyright in Medical Communications: Industry Insight #2

【海外情報】CCC Copyright in Medical Communications: Industry Insight #2

米国Copyright Clearance Center(CCC)が提供する医薬・医学分野における著作権処理に関するトピックスをご紹介します。
Copyright in Medical Communications: Industry Insightsでは、医療コミュニケーションに関する著作権とコンプライアンスの課題をQ&A形式でまとめています。本記事ではその一部を取り上げてご紹介します。

ナレッジワイヤはCopyright Clearance Centerの正規パートナーです。CCCのCopyright in Medical Communications: Industry Insightsより、許可を得て内容を紹介しています。
本コンテンツはあくまで情報提供を目的としてのみ提供されるものであり、法的またはその他の専門的なアドバイスではありません。内容についてCCCおよびナレッジワイヤは一切の責任を負いませんのでご了承ください。

#2: We always get questions about the need for permissions for adapted works. Can you address the argument that we don’t need permission if we redraw a figure?


QUESTION
改変作品の許諾の必要性についてよく問合せを受けます。図を描き直せば許諾不要であるというテーマについて取り上げてください。

ANSWER SUMMARY
・デジタルで複製するにしても、手作業でコンテンツを描き直すにしても、他人の作品を複製する行為である。
・作品を少しばかり変更すれば著作権を「回避」できるというのは誤った理解で、要素を追加、変更、または削除しても再利用する際は許諾が必要であるということに変わりはない。
・特定のコンテンツ、例えば表などは、著作権の保護を受けない個々のデータ(事実)が含まれていることがあるが、そのデータの選択と配列は著作権で保護されている可能性があり、元の表と同じ選択と配列データを再利用する場合には、許諾取得することをおすすめする。

改変申請の際のポイント:
・コンテンツが誰によって、なぜ改変されるのかを明確にし、改変がオリジナル作品の意味を変える意図がないこと、変更内容とその理由を権利者に説明すること
・オリジナルと改変の内容が比較できるように準備をしておくこと

KnowledgeWire's comments
元の作品を改変する権利は著作権者にあり、改変利用は無許諾でできないということを改めて認識する必要があります。
オリジナルを改変して利用する場合は、権利者に改変内容とその意図を伝え、「改変して使用する」許諾をもらいましょう。権利者の意向により、改変が認められない場合もあります。

詳細については原文をご確認ください
Copyright in Medical Communications: Industry Insights

We always get questions about the need for permissions for adapted works. Can you address the argument that we don’t need permission if we redraw a figure?



掲載内容はあくまで当社の見解です。個々の事案についての判断の参考にお留めください。内容についても、執筆当時の状況におけるものであることをご了解ください。万一、ブログの内容の利用により何らかの損害が発生しても、当社は一切の責任を負いません。

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